7月に多い「クーラー病」とは?女性に多い症状とその対策

来週には暑さが本格化する7月となりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

この季節になると、エアコンの使用が増え、快適に過ごすためには欠かせません。

しかし、エアコンの使用によって引き起こされる「クーラー病」に悩まされる方も少なくありません。

特に女性に多く見られるこの症状について、今回は詳しく解説し、その対策をお伝えします。

クーラー病とは?

クーラー病とは、エアコンの冷風に長時間さらされることで、自律神経が乱れ様々な体調不良を引き起こす状態を指します。

主に次のような症状が現れます。

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 胃腸障害
  • めまい
  • 疲労感

女性に多い理由

クーラー病は、男性よりも女性に多く見られます。

これは、女性が男性よりも皮下脂肪が多く、体温調節が難しいためです。

皮下脂肪は一見、保温効果がありそうですが、冷えを感じやすく、体温の変化に対応しにくくなります。

そのため、エアコンの冷風による急激な温度変化に身体が対応しきれず、自律神経が乱れやすくなるのです。

さらに、女性はホルモンバランスの影響を受けやすく、自律神経が乱れることで体調不良を引き起こしやすいと言われています。

特に、生理前や更年期などホルモンバランスが不安定な時期には、クーラー病の症状が顕著になることがあります。

クーラー病の主な症状

クーラー病の症状は多岐にわたります。具体的には以下のようなものがあります。

1. 頭痛

冷風により首や肩が冷えると、筋肉が収縮し、血流が悪くなります。

その結果、緊張型頭痛が起こりやすくなります。

2. 肩こり

冷えによって筋肉が硬直し、血流が悪くなることで、肩こりが生じます。

特に、長時間同じ姿勢でいると悪化しやすいです。

3. 胃腸障害

冷えによる自律神経の乱れが、胃腸の働きを低下させ、消化不良や腹痛、下痢、便秘などの症状を引き起こします。

4. めまい

自律神経の乱れが原因で血圧の調整がうまくいかず、めまいや立ちくらみが起こることがあります。

5. 疲労感

全身の血流が悪くなることで酸素や栄養素の供給が不十分になり、全身倦怠感や疲労感が強くなります。

らいおん鍼灸整骨院での対策

当院ではクーラー病の症状を緩和するために、鍼灸治療と整体療法を組み合わせたアプローチを行っています。

以下はその具体的な方法です。

1. ルート治療

ルート治療は自律神経のバランスを整える効果があります。

特に、頭痛や肩こり、めまいなどの症状には効果的です。

鍼を使って筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することで、症状の緩和を図ります。

2. 筋膜整体

筋肉や関節の調整を行い、体の歪みを整えることで、血流やリンパの流れを改善します。

これにより冷えによる筋肉の硬直を和らげ、肩こりや腰痛などの症状を軽減します。

3. 温熱療法

灸・箱灸などの温熱療法を併用することで、体を温め、血流を促進します。

特に、お腹や背中・肩周りなどを温めることで胃腸の働きを活発にし、全身のリラクゼーションを促します。

4. ライフスタイルのアドバイス

日常生活での冷え対策として、以下のようなアドバイスも行っています。

  • エアコンの温度設定を適切にする(26〜28度が目安)。
  • 長時間冷風に当たらないようにする。
  • 体を冷やさない服装を心がける(カーディガンやストールの活用)。
  • バランスの取れた食事を摂り、内側からの冷え対策を行う。
  • 適度な運動をして血流を良くする。

まとめ

クーラー病は、エアコンの使用が増える夏に特に多く見られる症状です。

特に女性は、皮下脂肪やホルモンバランスの影響で冷えを感じやすく、クーラー病に悩まされやすいです。

当院では、鍼灸治療と整骨治療を組み合わせたアプローチで、症状の緩和と根本的な改善を目指しています。

体調不良に悩む方は、ぜひ一度ご相談ください。皆さんの健康を全力でサポートいたします。