肉離れは、正式には「筋挫傷」と言います。スポーツや日常生活を行うなかで、急に無理な動作をした場合に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。筋断裂のうち、範囲が部分的なものを一般的に肉離れと呼びます。

肉離れは筋肉の強い収縮とともに、逆に引き伸ばされる方向の力が加わった時に起こりやすいと考えられています。急なダッシュやストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで多発し、筋肉疲労の蓄積や加齢、ウォーミングアップの不足などは肉離れを引き起こす要因となります。

肉離れが起こりやすい部位は競技によって異なりますが、ハムストリングス(太もも裏側の筋肉)や大腿四頭筋(太もも前側の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)など下半身の筋肉に起こることが多いです。